私は、幼い頃からのアトピー持ちで、病院も転々としていた。
 アトピーとは、原因不明と言う意味で、卵ダメ・小麦ダメ・牛乳ダメなどと言われ、もちろんペットなんてもってのほか。ただ原因が分からないので、原因になりそうなものすべてダメと言われて生活していた。

  病院に給食がパンの時は、おにぎり持参などと言われた事もあったが、成長期の子に食事制限はしたくないとの母親の考えもあり、あまり真剣に取り組んでいなく、ただ、子供の頃に自分なりに気にしてたせいか、生卵が嫌い。
  中学に入学する時、病院には内緒で犬を飼う事になり、庭で柴犬(ゴロさん)を飼う。
いろいろな縁もあり、ゴロさんをドッグショーに出したり、私自身もジュニアハンドラーとしてショーの舞台に立って入賞したりした。ドッグショーに行く事がすごく楽しくて、面白かった。でも、まだその時はトリマーという仕事の存在に気付いていなかった。そのうち、愛犬の友という雑誌(当時、犬の専門雑誌は少なかった)を購読していて、なんとなくトリマー養成校の広告を目にしていたような・・・

 
高校生の頃、新築に引っ越すことになり、なぜかゴロさんは室内犬になり今でより一層ゴロさんとの絆が強まった気がした。その辺りから、将来は犬にたずさわる仕事ができたらいいな〜と思っていたのだが、いつも間にかどんな仕事があるか真剣に探してた。そんな中トリマーと言う職業がある事を知り、ただ漠然とトリマーになりたいと思うようになった。

そんな時、後に私の母校になる、専門学校の広告を見た。どうやら新しい学校らしい。でも、姉妹校は歴史のある学校らしい。やっぱりボロボロの学校よりも、綺麗な学校のほうがいいし。なんて軽い考えでほとんど迷わず決めてしまった。第二希望なんて考えてもなかった。(当時は、名古屋市にトリミングの専門学校が3校位しかなかった)
高校の担任もトリミングやらトリマーやらを知らない。写真の編集がしたいのか〜と言われる始末。私の時代すごく美容師(人間の)になりたい子が多かった。

  高校卒業の時、トリミングの専門学校に進学を決め、入学した。入学後たくさんの事を学んだ。家には柴犬しかいなかった為、今までトリマーさんにお世話になったことがなく、はっきり言ってトリマーの仕事自体全く見た事がないし、かなり戸惑った。

  でも、本当に初歩的な事から詳しく丁寧に教えてもらい、とっても楽しく学べた。

  特にカットが楽しくて、2年生になって一人で一匹出来るようになってからは先生からもお墨付きをもらえる位上達していき、やっぱり綺麗にカット出来るようになると、どんどん楽しくなった。卒業実技試験は学年トップの成績を取る事ができ、とっても嬉しかった。やっぱりこの仕事の醍醐味は自分の技術を評価して褒めてもらえる事、飼い主さんの嬉しそうな顔が見れる事だと思う。
でも、生涯勉強なので常に向上心をもって頑張りたいと思う。

  最後に、私みたいに自分の好きな事を仕事に出来る人なんて、この世の中に一握りだから、すごく幸せだし、誇りに思う

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